この街 EDITOR'S ROOM(編集後記)
http://www.e-fourseason.com/blog/
この街フォーシーズンのスタッフによる編集後記です
ja
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid47.html
編集後記 「奈良の本当の魅力」
少し遅い夏休みと軽い取材を兼ね、奈良に行ってまいりました。中学時代修学旅行で立ち寄った経験はあるものの、悪友との悪ふざけとクラスのマドンナへのぎこちないアプローチに奔走していた鼻たれ小僧の記憶はカウン...
奈良と言えば、古の都。世界遺産をはじめ様々な歴史的建物・史跡が集結する街。年をとったのかここ最近歴史の価値などに強い関心を示すようになった私、奈良路はさぞかし崇高で、気品にあふれ、身が清められるのかなあ…などと想像をめぐらしていたのですが、実際降り立った奈良は、思ったより日常的な雰囲気。確かに巡った奈良公園、東大寺、唐招提寺、薬師寺など、由緒ある建物や整備された敷地などからは、歴史が醸し出すきりりとした気高さを感じましたが、不思議と敷居の高さ、近寄りがたさのようなものは感じませんでした。その雰囲気を象徴するように、奈良公園や東大寺では観光客に交じり地元の若者や家族連れの姿も多く見られ、非常にくつろいで過ごしている様子。奈良という場所にとって、それは当り前の光景のようでした。
歴史的街並の中でのこの日常感――奈良に過剰に期待した私にとって、拍子抜けした感も否めません。でも今振り返ってみると、それこそが奈良という街の持つ魅力、と言えるような気もします。
どんなに歴史があっても、由緒が正しくても、その延長には間違いなく現代があり、そこに住む人があり、日常の生活がある。その日常と歴史が自然に融合した街――それが奈良ではないかなと。しかも奈良の人々は、そういう建物・史跡と近い距離感にありながら、礼節はしっかりとわきまえているよう。特にそれを感じたのが、大神神社。地元の人であろう参拝客が数多くいましたが、皆参拝したのち、当然のことのように鳥居に対して頭を下げ、境内を後にする。その光景の美しいこと。ある意味どんな建物や史跡よりも、奈良の気品を感じました。奈良の人にこそ、歴史あり――というと、きれいにまとめすぎでしょうか。
余談ですが、今回なけなしの金を突っ込んで購入した愛車にて、東京・用賀料金所から8時間かけて奈良へ。行きはよいよい。高いテンションと旅行前の温存された体力がありましたから。結構楽しかった。しかし帰りは…怖い以前に、疲れました。次回は新幹線または深夜バスで夢うつつの中帰路に就ける環境を整えて、さらに奈良を満喫しようと心に誓った私であります。]]>
編集後記
2008-09-30T09:59:25+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid46.html
編集後記 「花火をはしごする」
夏の景観の風物詩と言えば、花火。ここ最近、各地で行われる花火大会が盛況のように感じるのは私だけでしょうか? メディアでも花火大会情報が積極的に取り上げられているように思いますし、私の周囲の人たちも花火...
私と花火大会が近くなっているその理由。それは、江戸川花火大会。嫁さんの実家が開催場所に近いこともあり、実家へ前日入りして気合いを入れて花火大会に臨み、江戸川の情緒ある花火を土手で満喫…というのが毎年定例となっています。ただ、大概花火が打ちあがる前にビールと焼酎で出来上がって、眠い目をこすりながらぼんやり花火を眺める…というのも、合わせて定例となっています。無論今年も行ったわけですが、例外なく、その定例通り。まあそういったもろもろを含め、江戸川の花火は毎年楽しみなのです。
でも今年は、もうちょっと花火で贅沢をしてみました。それは、「花火のはしご」。江戸川の花火のあと、多摩川の花火大会にも足を運んだのです。
花火大会に臨む姿勢も、両者は対照的でした。飲んだくれて眺める江戸川花火と違い、多摩川は我が家の近所ということで、懲りずに続けているランニングにて会場まで行き、スポーツドリンクを片手に花火と向き合うという、極めてヘルシーな観賞スタイル。季節がら汗びっしょりで、決して快適な状態とは言えませんでしたが…でもひとっ走り終えた後の花火は、ひと際色彩がくっきりとしていたように思います。
しかし、一言で花火大会と言っても、かなり趣向が異なるのですね。今回花火大会をはしごしてみて、改めて感じました。同じ川沿いの土手から眺めたのですけれど、全然印象が違う。具体的にどう違うかは…それを説明するにはもうちょっと時間がほしいところですが、でもその違いを比較し、体感するのは、悪くないです。ある意味花火大会の贅沢な楽しみとも言えるのかな、と思ったりしました。
まあ今回の江戸川→多摩川の花火大会のはしご、実行できたのは環境面に恵まれていた面は否めません。夏の貴重な時間、2日も花火だけに費やすのは少々もったいない気もします。でも…悪くないですよ。ただ花火大会に行くのに飽きた方は、ぜひお試しあれ。
※写真は二つの花火大会の模様…と言いたいところですが、残念ながら「飲んだくれ」と「汗びっしょり」には撮影は不可能でした。ですので、数年前に撮影した江戸川花火の模様で、ご勘弁ください。]]>
編集後記
2008-08-31T10:04:02+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid45.html
編集後記 「変わらないものの美しさ」
7月初旬、嫁と嫁の両親・姉夫婦と共に一泊二日で箱根に行ってきました。時間的にタイトで体力的にはきつかった部分もありますが、温泉につかり、箱根の自然を眺め…リフレッシュできました。ただ、心から箱根を満喫で...
ただ、心から箱根を満喫できたか、というと、正直疑問が残ります。というのも、今回泊まった宿は私と嫁、そして両家の家族一同かなりお気に入りのところ。そこがリニューアルオープンしたということで、期待に胸躍らせて向かったのですが…残念な結果。
生まれ変わった宿、基本的にはいい宿だと思います。仕事柄わかりますが、旅行ガイドなどではいい評価を受けそうな条件が揃っていました。揃っていましたが…何かが違う。大浴場は、今時なすっきりとしたデザインに仕上げられ、寝湯など最近の温泉施設の流行も取り入れられていましたが、そういうものが妙に目立ち、どこか落ち着かない。料理も素材にこだわり、バラエティーに富んだメニューを提供してくれましたが、あまりに料理数が多い。なので一品一品をじっくり楽しめない。「広く、浅くはないけれどほどほどにおいしく」。そんな印象でした。
“メジャー”――不特定多数の人に一定の評価を得る――そういう宿に生まれ変わっていました。
以前は小規模で、設備的に最新とは言わないけれど、施設、料理など、一つ一つに心がこもり、お客がしっかりと納得できる要素がギュッと詰まった湯宿でした。なので知る人ぞ知る箱根の宿として密かに人気を博していたのですが…そういう要素は、ほとんど残っていませんでした。
でも変っているのはその宿だけではなかったようで、帰りの車中、箱根の町が微妙に変わり始めていることに気付きました。塔ノ沢、宮ノ坂、強羅など箱根の湯宿情緒があふれる一帯はいたるところで建設中の建物が目立ち、中には大型リゾートホテルの様相のものも見られ、雰囲気が変わっていきそうな兆候が。箱根湯本の町並みも、よく見ると微妙に色彩が変わっており、目新しい飲食店や商店が所々にでき、しかも湯本の象徴・箱根湯本駅も改築工事中。この近辺の景観、数年後がらりと変わるのでしょう。
変わることは悪いことではない。それは分かっているけれど…でもどこか腑に落ちない。神奈川県民として、幼少期より親しんだ温泉街の変化に対し、やるせない思いを抑えることができませんでした。
でも、そんな私を救ってくれたものがありました。芦ノ湖畔のとある喫茶店で食した、ランチプレート。スパゲティ、ハンバーグ、フライが一つの皿に盛られ、とびきり美味しいわけじゃないけれど、ひとつひとつ手作りで作られていることがわかる実直な味で、妙に心に染みました。店構えやメニューの年季から言って、かなりの歴史を持つ店らしく、その頃からこういう食を変わらず提供してきたことが感じられました。
変わらないことの美しさ。その価値を、芦ノ湖畔で一人かみしめた初夏でありました。]]>
編集後記
2008-07-31T10:32:57+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid44.html
編集後記 「大人をかみしめる@中野・新宿」
6月初め、ジューンブライドで盛り上がる結婚シーズン真っただ中、私の地元・神奈川県茅ケ崎市で時間を共にした高校時代の悪友の結婚式が行われました。そして悪友にも関わらず、私は両家親族に交じり、式と披露宴に参...
場所は東中野。非常に格式あり、かつ近代的な要素も取り入れた式場は、私の“東中野感”を一新。すいません。私東中野あまり降りたことがなく、車窓からの印象ではとてもそんな建物がある印象を全く抱いていませんでした。東中野、侮れなし。まだまだ、東京という街を知らない自分を痛感いたしました。
式場では、高校の知人達と久々の対面。一人ダントツでメタボ街道を突っ走る男がおり(彼は高校時代、甘いマスクで密かに女子から人気がありました。今はその見る影もなかった)、皆彼には久しぶりという挨拶の代わりに「太りすぎだ!」という声を浴びせていました。隣で私が「ランニングをしていて本当に良かったなあ」と心の中で安どの声を漏らしていたのは、言うまでもありません。
少々のハプニングはあったものの(なぜか新郎が真面目にバージンロードを歩いて来たのに、両家から爆笑が起こりました。そういう不思議なキャラクターの男です)、式及び披露宴はとても和やかに順調に終わりました。おめでとう。悪友。そして奥様。末永くお幸せに。
二次会は新宿西口に移動し、店内に小川が流れるような今時なおしゃれ感たっぷり(←あえてこの表現で)のアジアンダイニングバーにて。そこで酒もすすんだ我々高校同窓生、昔話がことのほか加速、三次会と称して披露宴や二次会に参加できなかった高校仲間を呼び、男だらけの酒盛りと行こう、と近隣の居酒屋へとなだれ込みました。あれだけ披露宴、二次会と飲んで食べたにもかかわらず、昔話が弾むと腹は減り、酒も美味に。その居酒屋の空間は、まさに“あの頃の楽しさ”に包まれていました。
学生時代の友達って、やはりいいものですね。何の利益性、生産性もない話題でも、共通の「つぼ」があり、いったん流れに乗ってしまうとどこまでくだらなくても笑い合い、ふざけ合える。この種の仲間意識は、やはり利害関係のない学生時代だからこそ、形成されうるものなのでしょう。そしてそういう価値を再認識されてくれる一番の場とは、結婚式なのかもしれないですよね。最近は婚姻届だけ出して入籍手続きを終えるお二人も多いみたいですが、やはり結婚式、出来るのであればやったほうがいいと思います。すごい手間と時間とストレスがかかるのは経験者として知っていますが…それを差し引いても、やったほうがいいと。今改めて思います。
時間はあっという間に過ぎ、居酒屋閉店の時間。みな仕事で第一線で活躍する多忙な人たちばかり。それぞれ今を生きる場所へと帰っていきました。高校時代、部活が終わって「俺予備校があるから」「俺彼女とデートがあるから」と分かれたあの頃とは、決定的に違う「さよなら」。そう、ここは彼らと濃密な時間を共にした茅ヶ崎ではなく、新宿西口。帰り道の現実感は、程よい酔いをいつの間にか覚ましていました。
でもこの感覚こそ、大人になった、ということなのでしょうね。それをかみしめる意味でも、結婚式は行われる意義があるのかもしれません。]]>
編集後記
2008-06-30T09:46:32+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid43.html
編集後記 「“昭和”って何だ?」
“昭和”って何でしょう――いや、平成の前の元号ということは分かっているのですが、そうではなく、よく「“昭和”だなあ」とか「“昭和”っぽいよね」とか、そういう風に使われる時の意味や価値――それを自分なり...
いや、平成の前の元号ということは分かっているのですが、そうではなく、よく「“昭和”だなあ」とか「“昭和”っぽいよね」とか、そういう風に使われる時の意味や価値――それを自分なりの結論付けられず、悶々としながら頭を抱えているのです。
こういう風に悩み始めたきっかけは、とあるベンチャー社長への取材。現在その社長に様々なテーマについて話を聞き、経営理念、仕事観、人生観などを小冊子にまとめるという仕事をしているのですが、その中で出たテーマの一つが、“昭和”。これが彼の価値観の中でも非常に重要らしく、そのテーマについては他に比べ、結果的に長時間かかりました。ちなみにその社長にとっての“昭和”とは、ざっくり言うと「見えない価値」を尊重する文化。そしてそれは混迷した現代社会を再生させる突破口になる、と。今こそ“昭和”の価値を見直し、生活の中に取り入れれば、人々の意識が変わり、残酷な事件や社会問題が減る…と力説。ううむ、経営者らしく社会正義性も含めた説得力のある“昭和”の定義。御見それしました。で、その時はそれ以上“昭和”について言及することなく、取材は終了。
>
しかし後日、改めてその時のことを思い出し、自分なりに“昭和”について考えてみると…本当、“昭和”という言葉には、多くの解釈が含まれているのだな、とわかり始めたのであります。“昭和”という美しさ、“昭和”という丁寧さ、“昭和”という厳しさ…で、気がつくとそんな“昭和”に強くひきつけられている自分に気が付きました。そしてこう思うようになったのです。「その社長のように、私なりの“昭和”の定義を探してみよう」と。まあ要は偏屈なライターの言葉遊びみたいなものですが、皆さんも“昭和”という言葉に含まれる意味や価値、考えたことがありますか? 案外漠然としていて、でも自分の体の中には確固たるものがある。しかも皆さん、結構この“昭和”、さほど嫌いじゃないはず。我々日本人にとって、不思議な存在なのです。“昭和”とは。
…とはいえ、いくら考えても明確な結論は出そうにないので、ちょっと角度を変え、頭ではなく身体で“昭和”を考えてみようと思います。これまで多少なりとも街取材をしてきた私。上野のアメ横、中野北口の飲み屋街、品川の旧東海道宿場町の一帯、三軒茶屋駅周辺の昔ながらの商店群…“昭和”を間違いなく感じる場所を経験して来た訳で、それらを改めてぶらついてみようと思っています。そうすればもう少し私の中の“昭和”がクリアなものになってくるかもしれませんので。
余談ですが、きっかけを作った社長の“昭和”の話は、三軒茶屋の赤ちょうちんが美しい居酒屋さんで、ホッピーを片手にちびりちびりとやりながら伺いました。この“昭和”は、とても楽しく、心地よいものでした。]]>
編集後記
2008-05-30T09:36:57+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid42.html
編集後記 「充実した旅行の条件」
4月中旬、取材で宮城県気仙沼市に行ってきました。みなさんご存じの通り、気仙沼は高級食材・ふかひれのご当地。もちろんふかひれの取材も。ふかひれの煮込み、ふかひれ寿し、ふかひれせいろ飯…さまざまなふかひれ料...
…まあこれら気仙沼グルメは取材の一部で、本来の目的は健康食品・サメ軟骨のルーツを探ること。サメの水揚げから解体工場、加工工場…とサメ軟骨ができるまでの現場を一部始終見させていただきました。特に朝3時半から見たサメ水揚げの市場は、すさまじい力強さ。“生き物が生き物を獲る”という原始的な行為の迫力に、ただただ圧倒。都会っ子には刺激的でした。はい。
この取材、1泊2日にあらゆる工程を詰め込んだため、かなりハードなスケジュールで進行しました。2日間、睡眠時間もほとんどなく(それは決してサメ水揚げの1時間前まで飲み続けていたからではありません)、移動時間と取材の繰り返し。いやー…今までいろいろな取材を経験してきた私ですが、今回は心身共にすべてを投げ打った感じ。もう一回行ってこい、と言われたら、残念ながら丁重にお断りします(笑)。
でも不思議なもので、全く余裕のなかった取材旅行なのに、むしろその時々の事柄は鮮明に覚えていたりします。移動中電車から見た松島の景観、その車中で話しかけられたおばあちゃんの独特の雰囲気、見学させていただいた工場の方の笑顔、すべての取材が終わった後入った喫茶店(なのに祝杯がてらビールを大量に飲んだ)の店内のインテリア…今目を閉じてもありありと思い出すことができます。
記憶に残っている旅行って、案外トラブル続きだったり、ハードな事柄が次々と降りかかってきたり、そういうものだったりしますよね。そしてそのあわただしさの合間に見た景観や出会い、味覚などは、ことさら強く心に刻まれていたりして。
今、とある案件でシニア向けの旅行を考案したりする機会があるのですが、シニアの方々だからといってゆとりある旅行を楽しむ…なんて“守り”の姿勢では、本当に充実した旅行はできないのではないでしょうか。むしろ“攻め”の、多少無理・無茶のあるぐらいの計画のほうが良いのでは…なんて思ったりしています。■
※今回の写真は、気仙沼取材のカメラマン・yOUさん撮影のものをお借りしました。斬新な企画を多数手がける気鋭の方。その一方で堅実派の一面も持つ、味のあるカメラマンさんです。http://www.youk-photo.com/ ]]>
編集後記
2008-04-30T09:19:59+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid41.html
編集後記 「価値あるものに触れるためには」
懲りずにランニング生活を継続している私でありますが、先週末は思わぬ形で足止めを食らいました。というのも、私のランニングコースである近所の砧公園、桜がほぼ満開状態であり、人が多いこと多いこと。その方々が...
しかし今年は暖かくなったなあ…と思ったら、あっという間に桜の開花。まあそもそも桜は、温かくなり始めたら一気に咲くものですけれど、それにしても今年は開花までの時間が、零年以上に早かったように感じます。
そして、あっという間に散ってしまうのも桜。この記事が掲載される頃には、もうずいぶん散ってしまっているのかもしれませんねえ。
花の命は短い。だからこそ、美しく、価値がある。そしてそういう価値を、日本人はつくづく好きなんですね。公園にあふれる人々を眺めていると、しみじみとそう感じます。
この類の価値のあり方、仕事においても同様ではないかな、などと私最近考えたりします。いきなり依頼がやってきて、決断に時間がなく、ちょっともたついているともう自分の手元から離れている…で、後で振り返ってみればとても価値があった仕事だなあと、後悔したりする。そのような見えない法則のようなものが、仕事にはあるのではないかな、と。
で、桜であろうと、仕事であろうと、価値あるものに触れるためには、常に行動できる自分を作り、機会が巡ってきた瞬間、躊躇せず動ける状態にしておく。そういう体制づくりが求められてくるのでしょう。周りを見渡して「できるなあ」と思う人は、案外そういうことをひょいひょいやっている。そういうわけで、今年の私の一つの目標ですね。これは。
そんなわけで、この記事を書きあげたら散らないうちに砧公園の桜を眺めに行こう…って思っていたら、急な仕事の電話が。まだまだ修行が足りないようです。はい。
※写真は先週末の晴天時に、近所の桜を撮影したもの。砧公園の影響からか、この日の道路の混雑ぶりは半端ではありませんでした。]]>
編集後記
2008-03-30T14:29:42+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid40.html
編集後記 「春の海」
2月17日に開催された東京マラソン。晴天に恵まれ、ランナーたちが気持ち良く走っている姿がとても印象的でした。昨年末から走り始めた私、前回この欄でも触れたとおり、来年は東京都内を走る…いやいや、5km過ぎで息...
で、私の周りのランナーの方は、「次は湘南マラソンだなあ」などと申しております。3月16日、大磯から辻堂を往復する30kmレースと、大磯周辺を走る10kmレースの二つのレースにより構成。(http://www.shonan-kokusai.jp/)東京マラソンの前にまずは湘南から…? 湘南出身ランナーの私、それもありかな、そして距離も東京より短いし…などと考えたりもしましたが、すでにエントリーは終了。それ以前に、10kmでも走り切れるか今の段階では不安で仕方がないので、それも将来的に考えると言うことに。
生意気ですが、湘南マラソンに関して率直な意見を。湘南の海を横に走る――というフレーズは、いかにもランナー心をくすぐりますが、体験者――高校時代のマラソンコースがまさしく湘南の海辺だったのです――として申し上げますと、湘南の海辺を走るのは、なかなか難儀です。走り始めこそその環境に喜びを感じたりしますが、5km、10km…となかなか風景が変わらない。変わるとすれば、江ノ島が遠くなるか近くなるか程度。この変わらない景観を走ると言うのは、ランナーとしては結構厳しいものなのです。海辺であるなし関わらず。
ただ高校時代は半強制的に走らされていたわけで、大人になってから走ると言う、ある種の自主性が前提とされる状況の中であれば、見えてくる風景もまた違う魅力があるのかもしれないですが。そういう意味でも湘南マラソンは、私にとって走る意味がありそうです。
ところで。走ることはさておき、湘南出身の人間として、春の湘南の海はお勧めします。冬のひんやりとした潮風の香りを残しつつ、春の訪れを感じさせる暖かみに徐々に包まれるあの雰囲気。春にしか感じられない独特の趣が湘南の海にはあると、私は思いますね。気候的にも散歩したり日向ぼっこするには最適ですので、気が向かれましたら是非湘南に。あ、車で向かう方はくれぐれも3月16日――言わずもがな湘南マラソン当日――は避けてください。抜け道なき湘南の道路。渋滞の濃度は半端ではありません。これまた経験者として、口酸っぱく申しておきます。ただ、電車でのんびり行って湘南マラソンを沿道で応援するのも、また楽しいかもしれないですね。行こうかな――■]]>
編集後記
2008-02-29T13:04:41+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid39.html
編集後記 「いつか、“東京”を走る日が来る?」
1か月も経って何ですが、2008年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。突然ですが、私2008年に生まれ変わります。それも「含蓄のある大人になる」などという抽象的な変化ではなく、誰の目...
突然ですが、私2008年に生まれ変わります。それも「含蓄のある大人になる」などという抽象的な変化ではなく、誰の目にもわかるような形で生まれ変わることになるでしょう。しかも既に、1か月経過した今、着実に生まれ変わっていると、周囲から多数声が寄せられています。
走り始めました。しかも結構本気モードで。
毎日とはいきませんが、週に2〜3回は近所の砧公園に赴き、約5km、結構速いペースで走りこんでいます。ここ最近かなり寒い日が続いている中でも、走り終わる頃には汗びっしょり。運動しています、本当に。そりゃ生まれ変わりますね。今まで本当に運動してませんでしたから。こう見えて私、中学時代は長距離選手としてならし、駅伝大会などでは中1ながらいい記録を出して将来を期待されたりしていたんです(でもその後、部活をサボることを覚え、その小虫のような才能に寄り添って青春時代を棒に振った、典型的な凡人タイプ)。その昔取った杵柄ではありませんが、結構走れるものですね。走り始めた頃は、胸や腹周りについた余分なぜい肉が走るごとにプルプル動く体たらくでしたが、1か月も経つとそれもなくなり、初めのころ苦しめた息切れも、今ではさほど気にせずに済むようになりました。
なぜ生まれ変わろうと思ったのか。それは――2月17日に迫った東京マラソンを意識して――と崇高な目標を掲げたいところですけれど、少しランニングに詳しい人ならばお分かりでしょう、42.195kmを走破するには2カ月ぐらいの準備では痛い目を見るのは明らか。残念ですが現実はもっとショボいレベルで、健康診断で「肥満気味」と言われたからに他なりません…しかし意外と継続できている自分にびっくり。始めてみると人間勝手に楽しさを見つけるもので、走りながら眺める街の景観を楽しんでいたり、走ることそのものに悦楽を見出している自分がいるのであります。この調子で走りこんで「肥満気味」を返上、さらには東京の街並みを楽しむためにマラソン出場…えー、少し調子に乗りすぎました。あくまでそれは先の先の話として。今は砧公園制覇(?)を目指します。
昨年流行した入隊モノのエクササイズもいいですが、身の回りの景色を改めて見つめなおす意味でも、シンプルに走るという行為は結構お勧めと思われます。こんな駄文でも少しでも腰を上げようと思った方は、ぜひ。]]>
編集後記
2008-01-31T19:15:14+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局
-
http://www.e-fourseason.com/blog/log/eid38.html
編集後記 「最高のクリスマスプレゼント」
2007年のクリスマス。みなさんはどんなプレゼントを受け取りましたか。とびきり高価なもの、相手の思いが詰まった手作りのもの、希少価値の高いもの…さまざまな価値あるものが皆さんの手元に届いたことでしょう。し...
しかし今回のクリスマス、私の知人は全く予想外の人から、最高のプレゼントを受け取ったそうです――
その知人は、一年間仕事を頑張った自分へのご褒美のためと(彼は本当によく頑張っていました)、普段高価でとても手が出ないブランドのマフラーを、クリスマスプレゼントにかこつけて購入しようと考えていました。で、リサーチを重ね、自分のほしい究極の一品を決定。それをクリスマスイブに購入しに行くつもりだったそうです…が。年末の彼の仕事はあまりにあわただしく、クリスマス当日には購入することはできず、12月末日、ようやく銀座の某百貨店内にある目的のブランドショップに、足を運ぶことができたそうです。残念ながら、そのマフラーは店頭には並んでいませんでした。店員に尋ねたところ、すでにこの店舗には残っていないとのこと。せっかく満を持して買いに来たのに――しかも忙しい日々を潜り抜けてきたのに――彼の失意は、想像に難くありません。彼が諦めかけたその時、一人の店員が、その商品を近隣の系列店から探そうとし始めたそうです。一軒一軒丁寧に電話をかけ、商品の特徴を述べ、辛抱強く探してもらうように頼む。その間、知人への配慮も忘れず、常に「もう少しお待ちください」とひたすら低姿勢に断る。そうした状況が続くこと約30分――青山の系列店に目的の商品があることが分かりました。「良かったですね。取り置きしておきました!」我が事のようにその店員は喜んだと言います。「なんだか、商品が見つかったことよりも、そうやって僕の立場になって一生懸命探してくれたことのほうがうれしかったよ」。彼はその時のことを振り返り、とても幸福そうな表情を浮かべていました。そしてこう付け加えました。「今後このブランドの服は、銀座のこの店で買おうと思うんだよね」――彼にとっても、その店員にとっても、最高のクリスマスプレゼントだったのではないでしょうか(もちろん、店員はそのことを知らないわけですが)。
まあ皆さんが受け取ったクリスマスプレゼントにも、おそらく私の知人がこの店員からもらったであろう幸福な要素が、たっぷりと詰まっていることでしょう。その思いにこそ感謝すべきですよね、本当に。
余談ですが、その知人が訪れたショップが入居する銀座の某百貨店。他のショップでもみな懇切丁寧な接客をしてくれると、私は記憶しています。今、私にとって銀座界隈で最もお気に入りの百貨店の一つです。その百貨店とは――みなさん自身が実際に銀座に赴いて、答えを出してみてください。
それではみなさん、良いお年を。]]>
編集後記
2007-12-29T15:55:06+09:00
この街フォーシーズン事務局
sb
この街フォーシーズン事務局