居心地のいい空間造り
「今思えば、この場所に出店して良かったと思いますね(ショップオーナー岩崎さん)」。巣巣のある場所は、必ずしも便利な場所とはいえない。住宅地の真っ只中。駅からは遠い。人通りもまばら。店としては必ずしも好条件とはいえない。だが…「大勢のお客様が一度に来られても困っちゃいますから。お客様と一対一でどのような要望があるかをしっかり聞いて、商品を提供、提案するのがこのお店のスタイル。ですからこの場所が、一番いいんですよね(同)」。場所へのこだわりはあった。家具を出来るだけ一望できる、広い面積。それを探し求めていたら、この物件に行き着いたという。実際、店内に広がる家具と雑貨を眺めてみると…確かにこの広さ、雰囲気であるから、ここで取り扱う家具の良さが伝わってくるのだろうと、納得。「うちのお店の家具は、無垢の本物の木を使用しています。デザインはシンプルすぎるほどシンプル。でも、自然木は長く使うほど味が出るので、シンプルすぎるぐらいでいいと思っています(同)」。おそらくこれだけシンプルだと、家具一つを置かれてもピンと来ない。生活空間のように家具を並べられてこそ、その良さ、その質感が伝わってくると思える。「正直、金額は安くないです。でも、その良さは分かる人には分かる。実際、この店に足を運んでくれる人のほとんどが、それを理解した上で、いらっしゃいますから(同)」。