伝統的なパン作りの基本を忠実に守る住宅街の知る人ぞ知るベーカリーの名店
自由が丘駅正面口から、わかくさ通りを九品仏方面に歩いて10分ほどの住宅街にあるベーカリー。うっかりすると見逃しそうな小さな店だが、目印は入口の脇に置かれたクラシックな自転車。パン焼きから接客まで1人でこなすオーナーの市倉さんは、有名ベーカリー「ベッカライ・ブロートハイム」で長年修行を重ねた本格派で、素材や製法にこだわりパン作りの基本に忠実な技術を守り抜いている。店内に並べられているのはドイツパンが中心で品数はそれほど多くはないが、「毎日食べても飽きない、美味しいパンを目指しています(市倉さん)」。1999年にオープンして以来、この店のパンは地元の人たちの口コミで広がり、現在は評判を聞きつけ遠方からも買い求めに来る知る人ぞ知るベーカリーだ。低温長時間発酵で作られる芳醇なかおりのバケットや、ドイツの田舎で食される干し葡萄入りキルシュブロート、ライ麦70%生地で作るフォルコンブロートなどは特に人気がある。定番の発酵バターの香りやサクサクな歯触りがいいクロアソン(クロワッサン)や、メロンパン、クリームパンなども定評がある。こんなベーカリーが身近にあったら……と思う人が多いに違いない。


