世田谷区南部に位置する尾山台は、隣接する大田区田園調布とともに東京でも屈指の高級住宅地を擁するエリアだ。政財界をはじめ文化人や芸能人など各界の名士や有名人の邸宅も多く、リッチな街として広く知られている。殊に尾山台は、ハイセンスでお洒落なショッピングタウンで人気の高い自由が丘と二子玉川にも近く、恵まれた生活環境の整った魅力的な住宅地といえるだろう。
東急大井町線の尾山台駅前から南に続く石畳の美しい商店街で名高い「HAPPY ROAD OYAMADAI」も、この街の魅力のひとつだ。道幅も広く開放的で、ハナミズキ、コブシ、イチョウの並木などテレビドラマのロケ地になるほど景観も美的だ。午後4時から6時までは歩行者天国になるので安心して買い物が楽しめ、ここで日常生活の必需品はほとんど賄える。商店街は武蔵工業大学の通学路でもあり日中は人の往来が多く、中程にある区立尾山台地区会館には図書館が併設され、区立尾山台地区体育館にも近い。 交通の利便性も魅力的で、尾山台駅から渋谷までは上りと下りのルートがある。上りは2つ目の自由が丘駅で東急東横線に乗り換えるルートで、下りは3つ目の二子玉川駅で東急田園都市線を利用する路線だ。両ルートとも東京メトロが乗り入れており、東横線には日比谷線が六本木や霞ヶ関、銀座方面へ、田園都市線は半蔵門線で表参道、大手町、日本橋へ直結し都心へのアクセスも良く、行き先によってルートを選択できる。車の移動も環状8号線がエリア内を貫通しており、第三京浜玉川ICや東名高速東京ICにも近く、羽田空港へも出やすい。都心へは目黒通りや中原街道を利用すれば容易だ。 尾山台や田園調布一帯は武蔵野台地(国分寺崖線)が多摩川に迫る起伏に富んだ地形で、高台に点在する古墳群からも古代から人々が暮らしていたことがわかる。古墳が創られた時代は日本が国家として形成された3世紀から7世紀末までの450年間で、多摩川下流域左岸の大田区田園調布から世田谷区野毛にかけて約50基からなる古墳群が確認されている。尾山台には天慶塚、八幡塚、狐塚の3つの古墳が並ぶ地形を地頭山と称し、荏原郡(江戸時代には世田谷区・太田区・目黒区一帯を示す)では最も高い小山だったという。それでこの辺りを小山村と呼んでいたが、荏原郡内に同名の村(現在の目黒区小山)があったため、明治8年(1875)に尾山と改称された。その後、昭和7年(1932)に世田谷区に帰属し玉川尾山町となり、同45年(1970)の新住所改訂で尾山台になったのが地名の由来だ。
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