三宿は一時、多くの人が行き交う人気スポットとして注目を集めた。確かに良い場所だ。駅からは多少歩くが、246号線が通っており、渋谷から極めて近い距離なため、使い勝手が良い。そんな都心に近い場所にありながら、246号線から少し入ると、驚くほど静かな環境に包まれる。住宅地が密集しているためだが、いかにも高級住宅街全としているわけでもなく、でもある程度品は保っている…また、三宿の交差点からすぐに世田谷公園もあり、これまた都心近くとは思えないほど、豊富な緑と触れ合うことができる…渋谷界隈で日々忙しく働く人にとっては、気軽に手に入る“隠れ家”であった。
だが、一時のブームは過ぎ去り、三宿はかつてほどの賑わいは見せていない。「ずいぶん寂しくなっちゃったなあ…」と取材した先のご主人がつぶやいていた。しかし、違う人はこう言っていた。「ブームが去って、落ち着いたことで、本当の意味で三宿のよさが出てきたんじゃないかしら」。
確かに三宿の魅力を紐解けば、まさしく“住”に適した街。それがブームの頃は“遊”“働”の要素が色濃かったといえる。さらに、ブーム当時にはなかった、三宿にしかない店も多数登場。
住むなら、今なんじゃないだろうか。 |