北区の中枢部にあたる王子はJR京浜東北の線路を境界に東側と西側とでは、街の様子がガラリと変わる地域性を持っている。JR王子駅の表口で北区のシンボルといわれる17階建ての文化施設「北とぴあ」がそびえる東側は、駅前一帯が活気のある商業地区になっており、住宅やマンションなどが入り混じる下町らしい街並みが広がるエリアだ。一方西側は、武蔵野台地の先端となる高台で、山の手の風情がただよう閑静な住宅地として知られている。また、高台を削って流れる音無川(石神井川)沿いには樹木の茂る緑地が何か所もあり、桜で有名な飛鳥山公園や広大な敷地を誇る中央公園、都会を忘れさせる静寂さがただよう名主の滝公園、音無親水公園など豊かな自然が身近に存在するのも住環境の潤いになっているといえるだろう。