高円寺は一般的に、若者の街と言われている。確かに街には“若さ”があふれている。でもそれは、単に若者が多いから、ということではないと、推測される。 実際、高円寺に降り立つと、若者の数に負けないぐらい、周辺に住んでいるのであろう、ご高齢の方々が多くいらっしゃる。だが、それでもこの街には、“若さ”がしっかりと漂っている。
最もその“若さ”を感じるのは、高円寺の象徴とも言うべき、駅南側に伸びる駅前商店街。もちろん若者は多くいるのだが、前出の通り、ご高齢の方も、“若々しく”行き交う。白く大きいアーケードで包まれた商店街には、昔ながらの洋服屋や雑貨屋、喫茶店が建ち並び、その中にチェーン店がちらほら…その全てに、高円寺的“若さ”がある。高円寺で働いている人が、みんなその“若さ”を持っているためか。そして商店街を抜けると、住宅街に行き着く。駅前の喧騒からは想像できないほど、閑静。ちなみにこの近辺は特に、高円寺的こだわり派の店、多し。
一方、比較的後回しにされがちな高円寺駅北側であるが、実はこちらも、商店街とは異なった、高円寺的“若さ”を醸し出していた。その根源は、純情商店街と、大一市場。おそらく都内を探しても、これほど生活感が駅前にある場所はないだろう…というぐらい、どの店も雰囲気も、値段も、住む人に優しい。そしてみな元気がいい! やっぱり、“若い”!若者が多くこの街に訪れるのは、街の持つ“若さ”に、彼らが吸い寄せられているからなのだろうか…“若さ”は年月ではないのだ。 |